4Hクラブとの農業体験交流会

本校では平成23年から、地域農業と関わる一つとして、七飯町4Hクラブとの交流を行っています。

 

4Hクラブとは若手の生産者で結成されており、よりよい農村、農業を創るために活動している組織。4Hとは、Hand(手)、Head(頭)、Heart(心)、Health(健康)の4つの頭文字で「よつばのクローバー」をシンボルとしています。全国に存在し、函館近郊では北斗市、知内町、八雲町などにあります。

  

七飯町4Hクラブの作物は、人参、ねぎ、大根、とうもろこし、米などを作っています。特に「人参」は、雪解けの3月に種を蒔き、6月下旬から7月にかけて収穫。北海道では一番早く出荷でき、全国に送っています。

今回は、4Hクラブと学生達が人参の収穫を体験、そして、人参料理のレシピを開発(西洋料理の教員が担当)収穫や料理を通し、生産者と交流を実施しました。

7月18日、晴天に恵まれ、収穫には絶好のチャンス。学生は、料理と収穫を担当するグループに分け、料理グループは、朝の8時から準備、8種類の料理を担当します。収穫グループは、七飯町浅野農場で人参の収穫を体験しました。担当者に、収穫方法を教わり、人参畑に入ると、土の感触がとても柔らかく、人参は力を入れなくても、すぐに取り出すことが出来ました。学生同志、人参を採る、人参の葉を切る、人参を袋に入れるなど、手際よく作業を行っていました。人参約500kg入る袋がいっぱいになり、そこで終了。

次は、料理グループが待っている会場へ。4Hクラブ・北海道農業改良普及センターの職員など計40名が集まりました。

初めに、教員からメニューの説明(人参とさきいかのマリネ、人参とパインのゼリー他数種類)、ビュッフェスタイルの試食会が始まりました。学生達も直接、生産者と会話する中で、学ぶことも多かったと思います。

食とは、栄養や嗜好を満足させるだけではなく、人と人とをつなぐ大切な役割もあります。交流会を通じて、食材を作る人、料理する人、料理を食べる人など、それぞれの思いが伝わったのではないでしょうか。

四季折々の食材に触れることで、私たちは季節を感じ、旬の時期を知り、それが食卓に上ると、幸福を感じます。

道南は山や海に囲まれ、生産者の顔がすぐ見えるほど距離は近く、道南には、野菜や果物、魚介類など食材は豊富にあります。

将来、学生達が料理人やパティシエになった時、生産現場に足を運び、地域活性化の一員となって活躍できるよう、今回の経験が生かされることを期待したいと思います。

本校教員 伊藤美樹 記

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